広告配信リストを作成する「Shopify Audiences」とは?

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shopify audiences

この記事の所要時間:5分

ネット販売は競合が多く、不特定多数のユーザーが存在するため、デジタルマーケティングが上手くいかないケースがよく見受けられます。

マーケティングが出来ていないと集客ができず売上が思うように伸びません。

そんなマーチャントのために、Shopifyは2022年5月に新しく「Shopify Audiences」を発表しました。

Shopify Audiencesは、商品の情報からその商品に興味がありそうなオーディエンスリストを作成し、Facebook広告やInstagram広告の配信に利用することができます。

今回は、そんなShopifyマーチャントのデジタルマーケティングの課題を解決するShopify Audiencesについて詳しく解説します。

Shopify Audiencesとは

Shopify Audiencesとは、Shopifyが独自に収集したデータを元に、FacebookとInstagramの広告でマーケティングできるShopifyアプリです。

2022年8月現在、Shopify Audiencesは、Shopify Paymentsを使用するカナダまたはアメリカに拠点を置くShopify Plusストアでのみ利用できます。

つまり、現状Shopify Audiencesは日本で使用することができません。

しかし、Shopifyは他の地域にもShopify Audiencesを随時展開していく予定と発表しています。後に日本でもShopify Audiencesが使用できるようになるでしょう。

また、現在Shopify Audiencesは、FacebookとInstagramの有料広告でのみ利用可能ですが、今後TikTokやSnapChat、Pinterest、Microsoft Advertisingなど、他のプラットフォームにも導入される予定です。

価格はShopify Plusに含まれているため、実質無料で利用できます。

デジタル広告プラットフォーム (Facebook広告やInstagram広告など) のオーディエンスリストを作成することによって、新しいお客様を見つけるためのツールです。
Shopify Audiencesでは、あなたが売り込みたいタイプの商品を購入する可能性の高い、アメリカとカナダ在住の購入者リストが作成されます。オーディエンスリストをFacebook広告アカウントにエクスポートして、そのオーディエンスを対象とするキャンペーンを開始することができます。
参照:Shopify Audiences

Shopify Audiencesの機能

Shopify Audiencesは、あなたのストアから商品を購入する可能性が高い顧客リストを生成し、デジタルマーケティングプラットフォーム(Facebook広告、Instagram広告)と連携して機能するように設計されています。

このツールは機械学習アルゴリズムを使用して、選択した商品に興味を示すユーザーをターゲットにしています。

Shopifyストアのデータを活用し、Shopifyストアの商品から取得した情報(属性)とユーザーの傾向を照らし合わせ、どのユーザーが最も購入の可能性が高いかを予測して、マーケティングの効率を高めます。

Shopify Audiencesで参照されるデータは、オプトインしたマーチャント間で共有されます。

オプトインとは、加入や参加、許諾、承認などの意思を相手方に示すことを意味します。個人が企業などに対し、メールやメッセージの送信、個人情報の収集や利用などを承諾することを指します。

つまり、Shopify Audiencesでのオプトインは、各マーチャントがShopifyストア内でデータ活用することを承認することを意味します。

Shopify Audiencesは、データ交換ネットワークでShopify上のすべてのオプトインマーチャントのコンバージョンデータ(マーチャントの商品を購入した人のデータ)を集約して、マーチャントの商品のためのオーディエンスリストを生成するために使用されます。

オーディエンスリストは、Shopify上のすべてのオプトインされたマーチャントで行われたすべてのトランザクションに関するデータから、Shopifyがあなたの製品に興味があると推測したユーザーのリストです。

データが共有されると説明しましたが、Shopifyで収集されたデータはハッシュ化(暗号化)されているため、個人情報や統計データなどが危険に晒されることはありません。

もちろん、各マーチャントはShopifyでデータ活用することを非承認する権利もあります。

しかし、非承認にすることでShopify Audiencesの機能を使用することができなくなります。

Shopify Audiencesを使うメリット

Shopify Audiencesには様々なメリットがあります。

次は、以下の項目におけるメリットについて解説します。

  • ブログ投稿とEメールマーケティング
  • SEO対策
  • ソーシャルメディアとの連携
  • ユーザーのプライバシー保護
  • Shopifyストア内で管理

ブログ投稿とEメールマーケティング

Shopify Audienceは、キャンペーンレベルの測定ではなく、オーディエンスレベルの測定によってマーチャントに詳細なデータを提供する特有のツールです。

測定した情報を元にデータ分析を行い、読者にとって有益で魅力的なブログ投稿やEメールを書くことができます。

ブログ投稿は、役立つ情報を提供しながら読者を惹きつける優れたアプローチです。

必要なのは、どのような記事がターゲット層の好みに合うかについてのアイデアやタイトル、そして専門的な内容だけです。

そして、ブランドのニュースレターの閲覧や配信も、この搭載機能で簡単に収集することができます。

しかし、メールマーケティングツールは最低限のものです。

もしワークフローの作成やセグメンテーションなど、より複雑な機能が必要な場合は、Klaviyoなど、他のアプリを導入することをオススメします。

Shopify Audienceは、すぐにユーザーを集めることができ、メールマーケティングを有利に進めることができます。

これらの機能を使って、ユーザーがカートに商品がある状態で放置している時にメールを送り、カゴ落ちを避けることができます。

SEO対策

検索エンジンのためにサイトを最適化することは、SEOの有識者でなければ難しいかもしれませんが、Shopify AudiencesはSEO対策を簡単にします。

さらに、ShopifyのStorefront Rendererの技術によりサイトの読み込みが速くなります。

カテゴリベースのウェブサイト構造でページを整理し、検索エンジンのランキングを向上させ、ユーザーが求めるページを簡単に見つけることができるようになります。

他のサイトと比較してサイトスピードが約3倍になり、ユーザーの離脱を阻止します。

ソーシャルメディアとの連携

ネット販売において、SNSを活用する事例が増えてきました。

Shopify Audiencesは、数回クリックするだけでShopifyストアからキャンペーンを作成することができます。

ShopifyストアとFacebookやInstagramを接続することで、簡単に広告を作成して配信します。

ですが、この機能を利用するにはFacebookやInstagramのブランドページや広告アカウント、ビジネスマネージャを作成する必要があります。

詳しくは以下の記事を参考にしてください。

ShopifyとFacebookの連携方法を丁寧に解説【Facebook Shop】

ユーザーのプライバシー保護 

プラットフォームの利用規約や法律の改正があるなかで、顧客の獲得とプライバシー保護のバランスを取ることは大きな課題です。

Shopifyは、Shopify Audiencesに対してオプトインした企業のデータのみを使用します。各マーチャントはShopifyの管理画面からいつでもオプトアウトすることができます。

さらに、すべての顧客データはハッシュ化(暗号化)され、安全に集約されます。

オーディエンスリストは暗号化されて、エクスポートする際に安全に通信されます。広告プラットフォームからリストにアクセスすることはできません。

Shopifyストア内で管理

Shopify Audiencesは、Shopifyの管理画面上ですべてを管理することができます。

Shopifyの管理画面からオーディエンスリストをエクスポートし、その日に広告を作成して、なるべく最新の情報を使用するようにしましょう。

Shopify Audiencesの使い方

※Shopify Audiencesは、Shopify Paymentsを使用するカナダまたはアメリカに拠点を置くShopify Plusストアでのみ利用できます。

Shopify Audiencesを有効にすることで、あなたのストアのデータを自動的にShopify Audiencesに提供することに同意したことになります。

Shopify Audiencesの設定手順

まずはコチラからアプリをインストールします。

Shopify Audienceの管理画面を開き「オーディエンスを設定 > 有効にする」をクリックします。利用規約に同意して初期設定は完了です。

次に「設定 > 連携」をクリックし、Facebookと連携します。

エクスポートするFacebook広告アカウントを選択し、「利用規約に同意する」をクリックして完了です。

オーディエンスを作成およびエクスポートする方法

Shopify Audienceの管理画面を開き「オーディエンスを作成する」をクリックします。

「商品を選択」をクリックし、オーディエンスのベースにする商品を選択します。

オーディエンス名を入力して「オーディエンスをエクスポート」をクリックします。

オーディエンスリストのサイズによって、エクスポートに時間がかかります。オーディエンスのステータスが「準備完了」に変更されたら完了です。

まとめ

今回は、Shopifyマーチャントのデジタルマーケティングを支援するアプリ「Shopify Audiences」について解説しました。

Shopify Audiencesの機能や特徴を簡単にまとめると以下のとおりです。

  • 商品を選択するだけでオーディエンスリストを自動で作成する
  • オーディエンスリストを参照してFacebookとInstagramの広告で活用できる
  • 料金はShopify Plusに含まれる(アプリは無料)
  • 2種類のレポートでShopify Audiencesのパフォーマンスを計測

これらの機能を、Shopify Plusを契約しているカナダとアメリカのマーチャントは無料で利用することができます。

デジタル広告の費用は高く、Shopify Audiencesを使用することでコスト削減にも役立ちます。

残念ながら現時点で日本のマーチャントは利用することができません。

ですが、近いうちに各国で利用できるアップデートが予定されているので、その際に是非活用してみてください。

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