Shopifyのおすすめ有料テーマ8選【2022年最新版】

この記事の所要時間:8分
Shopifyにはテーマというテンプレートデザインがあり、公式のものだけでも約100種類以上存在します。
マーチャントはShopifyでネットショップを構築する際に、この多くの種類の中から1つのテーマを選択して自分好みにカスタマイズします。
各テーマで使用できるページ機能やレイアウトはまったく異なるため、テーマの選定はとても重要になります。
しかし、100種類以上ある全てのテーマを一つずつ確認するにはかなりの時間がかかり、現実的ではありません。
そこで今回は、数多くのテーマやストア事例を見てきたイチ役編集部がオススメするShopifyの有料テーマ8選をご紹介します。
また、以下の記事では無料テーマをご紹介しているので、合わせて参考にしてください。
【2022年最新版】Shopifyの無料テーマ17種類を徹底比較!
Shopifyテーマとは
Shopifyテーマ
Shopifyテーマ(テンプレートデザイン)には、Shopifyが提供する無料テーマと、Shopifyパートナーという第三者が制作した有料テーマがあります。
これらはShopifyのテーマストアで閲覧することができ、有料テーマも購入するとあなたのショップで利用が可能です。
テーマストアに公開されている有料テーマは、Shopifyの審査を受けたテーマなので、デザインの質や機能性が担保されています。また、テーマを購入した後のサポートも保証されています。
また、これら以外にも個人で制作販売を行っている非公式のテーマも数多く存在し、すべて合わせると1000種類以上あると言われています。
Shopifyテーマの選び方
Shopifyテーマを選定する際にチェックすべきポイントはいくつかありますが、まずはあなたのショップのターゲットとカスタマージャーニーを考えるところから始めてください。
ターゲットの特徴と購入までの導線が具体的になれば、必要な機能が理解できます。
その上でテーマを選定する際に、以下のチェック項目を確認してください。
■メニューバー
Shopifyのメニューバーは、主に「ページトップ」「サイドメニュー」「モーダルメニュー」の3種類に分類され、位置変更ができないものが多く、事前に確認する必要があります。
またテーマによっては、メガメニューという画面の大半を覆うほど大きなスペースを持つドロップダウンメニューを使用できるものがあります。
通常はドロップダウンの内部にメニュー項目が列挙され、コンパクトにまとめられていますが、一方でメガメニューはサイト全体の階層構造を一覧表示したり、サムネイルを表示して分かりやすく項目を案内します。
■セクションの種類
Shopifyはセクションといわれるサイトの要素を組み合わせてストアを構築します。
テーマによって利用可能なセクションや各セクションの内容が異なるため、できれば事前に確認することをオススメします。
セクションは主に以下のような種類があります。
- コレクション
- ストア情報
- テキスト
- ブログ
- ニュースレター
- 動画
- 商品
- 画像やスライドショー
テーマによってコレクションのレイアウトは異なり、またスライドショーや動画のセクションがないテーマもあります。
デモサイトでも十分確認することができるので、あなたのサイトデザインに必要なセクションがあるかを確認してください。
■商品ページ
商品ページもテーマによってレイアウトや機能が異なります。
例えば、商品詳細がタブで切り替えられるものや、レビュー機能がデフォルトで使用できるテーマがあります。
その他にも、商品ページ下部でオススメ商品を掲載するテーマなどもあるので、商品ページも確認してください。
■モバイルデザイン
現在はスマートフォンでアクセスするユーザーが多いため、ネットショップのモバイルデザインも重要になります。
Shopifyテーマのデモサイトを開き、画面上部にあるアイコンをクリックするとモバイル画面に切り替えることができます。
■ページスピード(表示速度)
ネットショップにおいてページの表示速度はとても重要です。
特にスマホアプリの表示速度に慣れているスマホネイティブは、ページの読み込みに数秒も待ってくれません。
ページスピードはテーマによって異なるので、できるだけ速いテーマを使用するようにしましょう。
各テーマの表示速度を調べる際は、以下の記事を参考にしてください。
Page Speed Scores of Every Shopify Theme
また商品ページを開くクリックアクションは、ポップアップ表示にすることで、とても速く商品詳細を表示することができます。
そのためクイックビュー(ポップアップ)を使用できるテーマもオススメです。
■検索機能
ショップで取り扱う商品数が多い場合、ユーザーは求めている商品に辿り着きにくくなります。
そのため商品数が多いネットショップでは、商品の絞り込み検索機能が必要になります。
商品一覧ページに絞り込み検索機能があると、ユーザーは条件で商品をフィルタリングすることができ、条件にあう商品のみ閲覧することができます。
絞り込み検索機能はすべてのテーマにデフォルトで設定されているものではないので、取り扱う商品数が多いマーチャントは事前に確認してください。
また、ほとんどのテーマには商品検索のバーがあります。
検索バーはテーマによって機能が異なり、なかにはGoogle検索のようにキーワードの入力途中で検索候補(サジェスト)を表示してくれるものがあります。
サジェスト機能はデモサイトの検索バーに文字を入力して確認します。こちらも商品を見つけやすくなるので、サジェスト機能があるテーマもオススメです。
おすすめ有料テーマ8選
では、これらのチェック項目も含めてオススメするShopifyの有料テーマ8選をご紹介します。
Empire
価格:180ドル
スタイル:Supply / Graphic / Industrial
サンプルサイト:https://themes.shopify.com/themes/empire/styles/graphic/preview
Empireは精錬されたデザインかつ機能性も高く、とても人気のあるShopifyテーマの一つです。
最大の特徴は画像に商品タグをつけ、ポップアップで商品ページを開くセクションです。
商品を使用している画像に商品タグを追加することで、ユーザーは各商品の使用シチュエーションを想像しやすくなります。
商品一覧ページでは、商品にカーソルを合わせると「カート追加」や「購入ボタン」が表示され、ページを遷移せずにその場で操作することができます。
またカラーバリエーションがある商品の場合、カーソル移動で他のカラーに切り替えることも可能です。
ポップアップ表示やカーソル移動での表示変更など、ページを遷移することなく多くの情報を得ることができるので、快適にネットショッピングを楽しめるテーマです。
Motion
価格:180ドル
スタイル:Classic / Elegant / Minimal
サンプルサイト:https://themes.shopify.com/themes/motion/styles/classic/preview
Motionは画面全体を覆うダイナミックな動画や細かなアニメーションで、動きがあるショップデザインを作成することができます。
トップページに掲載する商品やボタンの一つ一つにもアニメーションを設定することができるので、カーソルの移動によってさらに動きがでます。
ネットショップで動画を活用する方には、とてもオススメなテーマです。
Pipeline
価格:180ドル
スタイル:Bright / Light / Dark
サンプルサイト:https://themes.shopify.com/themes/pipeline/styles/bright/preview
Pipelineはトップページに掲載するコレクションの切り替えや、商品ページのタブ切り替えなど、多くの情報を綺麗にまとめることができるテーマです。
検索バーでは検索候補(サジェスト)が表示されるため、商品へのアクセスもしやすい仕様になっています。
またカート画面上で住所を入力することで配送料を事前に計算する機能などもあります。
Broadcast
価格:180ドル
スタイル:Clean / Bold / Modern
サンプルサイト:https://themes.shopify.com/themes/broadcast/styles/clean/preview
Broadcastはページトップに動的な広告バナーを掲載したり、ページ途中に小さなバナーを掲載することができます。
そのため「5,000円以上購入で送料無料」や「セール開催中」など、複数の重要な情報をユーザーに伝えることが可能です。
ブログページではサイドメニューに関連記事や人気記事などを掲載することができます。商品販売だけではなく、ブログ機能を活用するマーチャントにとてもオススメのテーマです。
またブログ記事には読者(ユーザー)が直接コメントすることも可能です。
Prestige
価格:180ドル
スタイル:Allure / Couture / Vogue
サンプルサイト:https://themes.shopify.com/themes/prestige/styles/vogue/preview
Prestigeはシンプルなデザインで商品を目立たせることができるテーマです。
トップページで様々な商品詳細をユーザーに伝えることができ、ページをスクロールする中で購買欲が高まるデザインになっています。
商品ページにはタブ切り替えやレビュー機能があり、さらに多くの商品詳細を記載することが可能です。
また、以前に行ったShopifyでよく利用されているテーマ調査では、最も利用されているテーマでした。
Highlight
価格:180ドル
スタイル:Modern / Single / Art
サンプルサイト:https://themes.shopify.com/themes/highlight/styles/modern/preview
Highlightはレイアウトやアニメーションが豊かで、ページをスクロールすることが楽しくなるモダンなデザインのテーマです。
テーマストアのレビューでは、Highlightの導入後にコンバージョン率が向上したというコメントが複数あり、リッチな顧客体験が商品購入に繋がっていると考えられます。
商品ページもデザイン性が高く、詳細タブと商品画像欄が2つずつ存在します。
スタイリッシュなデザインでリッチな顧客体験を実現したいと考えるマーチャントにオススメのテーマです。
Streamline
価格:180ドル
スタイル:Core / Luxu / Hype
サンプルサイト:https://themes.shopify.com/themes/streamline/styles/hype/preview
Streamlineは動的バナーとアニメーションによって、全体的に動きのあるショップデザインを作成することができます。
ページ遷移時のローディング画面を編集することができ、少しの工夫でページ読み込みのストレスを軽減することが可能です。
また商品ページは、ページを遷移せずに大きなモーダルウィンドウで表示する仕様になっています。
そのためトップページで商品をクリックすると商品ページがすぐに表示され、ユーザーはページの読み込みを待つ必要がなくなります。
カート画面とチェックアウトボタンもフッターに固定されているため、商品のカート追加と購入のスピードがとても早くなります。
Maker

価格:250ドル
スタイル:Bloom / Fashion / Luna
サンプルサイト:https://themes.shopify.com/themes/maker/styles/bloom/preview
Makerは、大胆なタイポグラフィーと画面いっぱいの画像セクションでユーザーを惹きつけます。
トップページでレビュー付きの商品コレクションを掲載し、またセール対象商品などにラベルを設置することができます。
商品一覧ページに高度な絞り込み機能や検索機能があり、多くの商品を取り扱うコスメブランドなどにもオススメのテーマです。
ヘッダーメニューの「FOLLOW」をクリックすると、画面下部からメール購読や各SNSに誘導するモーダルが表示され、ブランドのファン構築にも最適です。

【最後に】Shopifyアプリも利用しよう!
今回はShopifyの有料テーマについてご紹介しました。最後にまとめると以下の8つです。
- Empire
- Motion
- Pipeline
- Broadcast
- Prestige
- Highlight
- Streamline
- Maker
テーマごとに使用できる機能やレイアウトが異なるため、使用する前に細かく確認することがとても重要です。
ですが、今回ご紹介した機能の一部はShopifyアプリで補うことが可能です。
テーマのデフォルト機能で使用できることに越したことはないですが、テーマにない機能を使用したい場合は、Shopifyアプリの導入も検討してみてください。