Shopifyで構築された参考サイト事例12選まとめ【2022年最新】

この記事の所要時間:6分
Shopifyを始めたいけど「ネットショップの完成イメージができない」「どんな機能が実装できるのか最初に体験したい」と考えている方は多いと思います。
Shopifyについて調べ、デザインや機能など言葉では理解できても、完成形をイメージすることは困難です。
そこで今回は、Shopifyで構築された12種類のストア事例をご紹介します。一般的な事例だけではなく、特徴的な機能を活用したストア事例もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
【一覧】Shopifyで構築された参考サイト事例12選
まずは、今回ご紹介するストアの一覧をご覧ください。
ジャンル | ブランド名 |
---|---|
アパレル | allbirds |
X-girl | |
CDG | |
KITH | |
TOGA ARCHIVES | |
飲料 | Red Bull |
BLUE BOTTLE COFFEE | |
PRESS LONDON | |
家具・インテリア | Haus |
HORNE | |
スポーツ | PURE CYCLES |
Longboard Living |
アパレルブランドのShopifyストア事例
allbirds
allbirdsは、Shopifyを活用した事例として最も有名なスニーカーD2Cブランドです。
サンフランシスコに本社を置くアメリカの企業ですが、グローバルに商品販売を展開しており、各国専用のドメインでストアを構築しています。
言語や機能は国ごとにローカライズされているため、海外のネットショップですが不自由なくショッピングを楽しむことができます。
実店舗での販売も行なっており、日本では東京に2店舗あります。
また、ストアにはチャット機能が導入されており、商品を購入する際にリアルタイムでスタッフに質問することができます。
送料無料で商品を返品することも可能なので、初めての方でも安心して商品を購入することができます。
X-girl
エックスガールは、日本のストリートレディスブランドです。海外のユーザーに向けて商品を販売するネットショップをShopifyで構築しています。
初回アクセスのユーザーには、会員登録のポップアップが表示され、ポップアップで会員登録を行うと初回購入時に10%OFFになるクーポンが付与されます。
また商品一覧では、商品詳細をポップアップで確認できるクイックビューが利用可能です。
ユーザーは商品の詳細を確認する際に、わざわざ商品ページに遷移する必要がなく、ポップアップですぐに商品詳細を確認することができます。
そうすることで、ページ読み込みを待つストレスがなくなるので、スマホネイティブにとって快適なサイト設計になっています。
CDG
CDGは、コムデギャルソンの新ブランドとして2018年にスタートしたスポーツストリートブランドです。
若者の間でCDGロゴのアイテムが爆発的にヒットし、新たなブランドとしてローンチされました。
ネットショップはShopifyを利用していますが、他のShopifyストアとは大きく異なり、1ページにアニメーション付きの商品を掲載するとても特徴的なデザインになっています。
トップページで動く商品をクリックすることで、商品ページに遷移します。
KITH

KITHは、ニューヨーク発のスニーカーセレクトショップであり、オリジナルブランドです。
メンズやウィメンズ、チルドレンなど、最先端のライフスタイルブランドとして世界で広く認知されています。
ネットショップのファーストビューは、画面いっぱいに表示される動画とスタイリッシュなサイドメニューで、とても引き込まれるデザインです。
最初に言語や通貨を変更するポップアップが表示され、ページ遷移する中でも自然とメルマガ登録に誘導するポップアップが設定されています。
メニューバーや商品ページにも統一感のある画像が使用されており、ブランドのギャラリーを見ているようなワクワク感を体験できます。
TOGA ARCHIVES

TOGA ARCHIVESは、デザイナーは古田泰子によって東京を拠点にスタートしたファッションブランドです。
斬新なデザイン、異素材のミックスや異なるテイストを融合させた独特の世界観が、グローバルにカルト的な人気を誇っています。
ネットショップのデザインは、世界観を伝える商品画像とミニマムサイズのフォント、アニメーションの細部までこだっています。
各商品までの導線は、ミニマムなヘッダーメニューとモーダルメニューに加え、画面いっぱいに表示した画像ボタンから遷移することができます。
商品ページには、商品詳細の他にウィッシュリストや再入荷通知ボタンなど、様々な情報や機能がありますが、ミニマムなデザインとメニュータブの活用によって、スタイリッシュにまとまっています。
飲料ブランドのShopifyストア事例
Red Bull
URL:https://www.redbullshopus.com/
レッドブルは全世界で有名なエナジードリンクです。レッドブルの公式ネットショップもShopifyで構築されており、様々なグッズを販売しています。
画面右上には会員登録があり、FacebookやGoogleなど他のサービスアカウントで会員登録をすることができます。また会員登録を行うことで、ウィッシュリストの作成が可能です。
商品をカートに追加すると、他の商品のレコメンドがポップアップで表示されます。
Shop PayやAmazon Payの簡単なチェックアウトも可能なので、チェックアウト画面ではスムーズに決済をすることができます。
BLUE BOTTLE COFFEE
URL:https://store.bluebottlecoffee.jp/
ブルーボトルコーヒーは、アメリカのカリフォルニア州に本社を構えるコーヒー生産販売企業です。
厳選したオーガニック・フェアトレードの豆を自家焙煎し、焙煎後48時間以内のものしか提供しないというこだわりを持ったコーヒースタンドを展開しています。
2015年に日本でも実店舗ができ、2020年にはShopifyで構築したオンラインストアが公開されました。
オンラインストアで商品を購入すると、購入金額1円につき1ポイントが貯まるメンバーシッププログラムがあり、ポイントは実店舗で利用できるドリンクチケットなどと交換することができます。
また、コーヒー豆の定期便(サブスクリプション)もあり、ブルーボトルコーヒーのバリスタがオススメする旬のコーヒー豆が定期的に届きます。
PRESS LONDON

PRESS LONDONは、より多くの人々の暮らしにポジティブで具体的な変化をもたらすため、ロンドンを拠点にスタートした健康食品ブランドです。
環境に配慮した農法の基準を設定し、その基準を満たした農園から最高品質の青果実を調達して商品開発しています。
ネットショップでは商品単品の購入だけではなく、プログラムと称したセレクティブなセット商品や定期便の購入も可能です。
ブログコンテンツも充実しており、メルマガ配信など、ファン構築に力を入れた運営がなされています。
家具・インテリアのShopifyストア事例
Haus
Haus(ハォス)は、様々なブランドの家具や家庭用品を取り扱うネットショップです。拠点のロンドンには実店舗があり、ローカルデリバリーにも対応しています。
ネットショップでは、海外のユーザーに向けても商品を販売しているため、画面右上の通貨アイコンから「ユーロ」「ドル」「ポンド」の通貨変換が可能です。
家具デザイナーによって立ち上げられたネットショップなので、サイト全体のデザインも洗礼されており、ページを閲覧している中で購買意欲が高まります。
HORNE

HORNE(ホーン)は拠点をアメリカに置き、世界中の才能あるデザイナーによって生み出された家具を販売するオンラインショップです。
入手困難なユニークな最高のモダン家具、照明、ホームアクセサリーを厳選して提供しています。
取扱商品数は8,000種類を超えるため、メガメニューで目当ての商品にたどり着きやすい導線を設計しています。
また、家具という高価な商品を取り扱うため、ディスカウントの提案やウィッシュリスト機能がユーザーに良い体験を与えます。
フォントデザインもスタイリッシュなものを使用し、読むだけで楽しめるサイトになっています。
スポーツのShopifyストア事例
PURE CYCLES
URL:https://www.purecycles.com/
PURE CYCLESは、ロードバイクなどの自転車をネットショップと実店舗で販売しています。Shopify ARを活用し、スマホを通じて商品の3Dデータを実世界に表示することができます。
現在のShopify ARは、アプリをインストールする必要はなく、ほとんどのスマートフォンのブラウザで表示することが可能です。
ネットショップ上でチャット相談も可能なので、ARの利用方法について質問することもできます。
Longboard Living

URL:https://www.longboardliving.com/
ロングボードリビングは、全レベルのスケートバーダーのためのオンラインショップです。スケートボードの専門的なサービスと商品販売を提供しています。
ファーストビューは、画面いっぱいの画像と細かなアニメーションが躍動感を演出します。
商品ページを含む、全てのページの左サイドにメインメニューが表示されているため、商品をカートに追加した後すぐに他の商品ページに移動することができます。
また、スケートボードに必要な様々なパーツを販売しているため、リアルタイムで商品に関する質問ができるようにチャット機能が設置されています。
【最後に】必要な機能を導入しよう
今回はShopifyで構築されたネットショップの事例をご紹介しました。各ブランドごとに特徴があり、ユーザーがショッピングを楽しめる設計になっています。
ですが、今回ご紹介したストアの機能をすべて導入すればいいというわけではありません。多機能なネットショップは複雑になり、さらにサイトの表示速度も遅くなってしまいます。
重要なのは、あなたのブランドのターゲットユーザーを具体的に理解し、ユーザーが必要とする機能を厳選して導入することです。
ぜひ本記事を参考に、あなたのユーザーが快適にショッピングを楽しめるネットショップを構築してください。