【徹底解説】Shopifyと楽天市場を連携して販売管理を一元化する方法

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この記事の所要時間:5分

Shopifyはマルチチャネルで商品を販売することができるECプラットフォームです。

Shopifyは楽天市場と連携することができ、Shopifyに登録している商品を楽天市場でも販売することが可能です。また、それらの販売データや商品在庫の管理などを一元化することができます。

楽天市場は、国内に1億人以上の会員を持つ日本最大級のモール型ECサイトです。Shopifyと楽天市場を連携することで、多くの消費者にアプローチすることができます。

今回は、そんな楽天市場とShopifyの連携方法についてわかりやすく解説します。また、Shopifyを楽天市場と連携するメリットや注意点も合わせてご紹介します。

Shopifyと楽天市場を連携するメリット

Shopifyと楽天市場を連携することで、Shopifyで販売している商品を楽天市場でも販売することができます。

従来は2つのチャネルで商品を販売しようとすると、Shopifyと楽天市場での両方で商品登録や在庫管理、売上の管理が必要でした。

ですがShopifyと楽天市場を連携することで、両方のデータ管理や操作をすべてShopifyの管理画面上で行うことができます。売上レポートもチャネルごとに分けて確認することが可能です。

また、楽天市場は国内最大級のモール型ECサイトなので、とても強力な集客力があります。

楽天市場では、独自のネットショップのようにブランドを強調することは難しいですが、集客施策を打ち出すことなく多くの潜在顧客にアプローチすることができます。

Shopifyと楽天市場を連携する方法

次にShopifyと楽天市場を連携する方法を5つのステップで説明します。

  1. 楽天市場の販売チャネルを追加する
  2. 楽天市場での出店を申し込む
  3. RMSアカウントをShopifyと連携する
  4. 各商品の販売チャネル欄で楽天市場を有効にする
  5. 楽天市場で表示する商品情報を作成する

1. 楽天市場の販売チャネルを追加する

まずは、Shopifyの管理画面から販売チャネル横の「+」をクリックし、表示されるポップアップで「Rakuten Ichiba (JP)」を選択します。

これで管理画面左下にある販売チャネルの欄に楽天市場が追加されます。

2. 楽天市場での出店を申し込む

楽天市場の販売チャネルをクリックすると「楽天市場への接続」という画面が表示されます。「出店申し込みをする」をクリックして楽天のページに移動します。

出店申し込みのページが表示されるので「出店申込」をクリックし、必要な情報を入力して登録を完了させます。

楽天市場の販売チャネルを利用する場合、RMS(Rakuten Merchant Server)アカウントの登録が必要になります。

ショップの規模に応じて以下のいずれかのプランを契約します。

がんばれ!プランスタンダードプランメガショッププラン
月額出店料19,500円50,000円100,000円
システム利用料3.5~7.0%2.0~4.5%2.0~4.5%
登録可能商品数5,00020,000無制限
画像容量500MB5GB無制限

楽天市場での出店は年間契約になります。

「がんばれ!プラン」は登録時に一括で、「スタンダードプラン」と「メガショッププラン」は6ヶ月ごと(年に2回)で出店料を支払います。また登録時に別で初期登録費用60,000円が発生します。

申し込みが完了すると、その後出店審査があります。審査期間は通常2週間~1ヶ月間ほどかかります。

3. RMSアカウントをShopifyと連携する

申し込みの審査結果をメールで受け取り、アカウント連携を行います。連携には以下の情報が必要です。

・楽天市場のストアURL
・RMS APIライセンスキー
・SMTP ID
・SMTP パスワード

これらの情報はShopify管理画面の楽天販売チャネルにある「出店情報を入力する」をクリックして入力します。

入力が完了したら「接続」をクリックして連携は完了です。

4. 各商品の販売チャネルで楽天市場を有効にする

連携が完了したら、Shopifyの商品編集から楽天市場での販売を有効にします。

Shopifyの管理画面から「商品管理 > すべての商品」をクリックし、楽天市場で販売する商品を選択します。

商品の編集ページにある「販売チャネルとアプリ」の楽天市場にチェックを入れ、「保存する」をクリックします。

複数の商品を一括で有効にする場合は、商品管理画面で楽天市場で販売する商品すべてにチェックを入れます。

「その他の操作 > 利用可能なチャネルを追加する」をクリックし、楽天市場にチェックが入っていることを確認して「商品を公開する」をクリックします。

5. 楽天市場で表示する商品情報を作成する

次に、楽天市場で表示する商品情報を編集します。

Shopifyの商品管理画面で編集する商品を選択し、「その他の操作 > Rakuten Edit Product」をクリックします。楽天市場で公開する商品情報を入力し、「出品」をクリックして完了です。

楽天市場では出店後にオープン前審査があり、審査を通過すると実際に商品を公開することができます。

商品連携をした後に楽天の管理画面からショップの審査状況を確認してください。

楽天市場を連携する際の注意点

Shopifyアカウント1つにつき、連携できるRMSアカウントは1つ

Shopifyと楽天市場を連携する際に、連携できるアカウントは1アカウントにつき1つまでとなります。

そのためShopifyで複数のネットショップを運営しているマーチャントは、1つのショップしか楽天市場で販売することができません。

またRMSアカウントは、同一名義で複数のアカウントを作成することができません。規約違反となり、アカウント停止になる場合もあるので注意してください。

既に楽天市場で販売している商品はShopifyに同期できない

既に楽天市場で商品を販売している場合、その商品データはShopifyに同期することができません。

またそのような商品の注文情報をShopifyでは取得できないため、在庫管理や売上レポートが複雑になってしまいます。

なのですべてのデータを一元管理するために、楽天市場で販売している既存の商品をShopifyに登録し直し、Shopifyから楽天市場に商品を公開する必要があります。

楽天市場の注文情報は反映までに時間がかかる

楽天市場の注文情報はShopifyに反映されるまでに30分以上かかります。こちらは楽天市場のキャンセル期間の都合上発生する時間差です。

顧客のメールアドレスが取得できない

Shopifyではチェックアウト時に顧客のメールアドレスを取得することができますが、楽天市場で販売した場合はメールアドレスを取得することができません。

【最後に】楽天市場をうまく活用しよう

今回はShopifyと楽天市場を連携する方法をご紹介しました。

楽天市場での商品販売はRMSアカウントが必要になり、プラン契約もShopifyと比べると少し高額になっています。

ですが国内で1億人以上の会員数を持っているインターネットショッピングモールなので、それだけの集客力があります。

ぜひ楽天市場もうまく活用して、あなたの事業をさらに成長させてください。

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