Shopifyで高性能な絞り込み検索が利用できるアプリを徹底解説

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この記事の所要時間:8分

ネットショップの運営において、商品の種類を充実させることはとても大切です。ですが商品数が多くなると、ユーザーは求めている商品にたどり着きにくくなるデメリットもあります。

そんな時に役に立つ機能が絞り込み検索機能です。ユーザーは商品のタイプや値段など、条件で商品を絞り込み検索することができます。

そこで今回は、Shopifyで絞り込み検索やキーワード検索ができるアプリ「Product Filter & Search」についてご紹介します。

検索機能のアプリは数多くありますが、本アプリはとても有能なので、ぜひ参考にして導入を検討してください。

絞り込み検索について

絞り込み検索機能とは

絞り込み検索とは、数多くある商品の中からユーザーが求める条件で商品を絞り込む機能です。

Amazonのような大型のECサイトでも絞り込み検索を行うことで、求めている商品を見つけやすくなります。

例えばユーザーがTシャツを探している場合、値段やサイズ、カラーなどで絞り込むことで、求めている条件のものだけを画面に表示することができます。

また値段の絞り込みは、ある程度の予算オーバーも許容されるので、絞り込みだけではなく、価格順に並べ替えができるとさらに使いやすくなります。

絞り込み機能はすべてのネットショップで導入必須というわけではありませんが、商品数が多いショップや商品の要素が多い場合は、導入することをオススメします。

商品数が多いショップの場合、ほとんどのユーザーは商品をすべて見る前に離脱してしまいます。ユーザーのニーズに合った商品を販売していても、目につかないと購入されません。

長期的に大きな機会損失となるので、商品数が多いあるいは商品数が増える予定の場合は、絞り込み検索機能を導入しましょう。

絞り込み検索機能を導入する方法

これまで、Shopifyのデフォルト機能で利用できる絞り込み検索は、商品タグの絞り込みだったので、複数条件での検索など高度な検索ができません。

ですが、OS 2.0に対応しているShopifyテーマでは、以下のようにデフォルト機能でも高度な絞り込み検索機能を利用することができます。

OS 2.0に対応しているShopifyテーマでは、以下のようにデフォルト機能でも高度な絞り込み検索機能を利用することができます。

こちらの絞り込み検索は、Shopifyの管理画面から「オンラインストア > メニュー」をクリックして「コレクションと検索の絞り込み」から設定することができます。

OS 2.0に対応しているShopifyテーマを使用する場合は、ぜひ活用してみてください。

絞り込み検索を利用できるアプリ「Product Filter & Search」

一方でOS 2.0に対応していないShopifyテーマを使用する場合や、より高度な検索機能を実装したい場合は、専用のShopifyアプリを導入する必要があります。

検索機能をショップ内に設置するShopifyアプリはたくさんありますが、今回はその中でも特にオススメの「Product Filter & Search」についてご紹介します。

Product Filter & Searchについて

まずは、コチラからサンプルサイトをご覧ください。

Product Filter & Searchは商品のタイプや値段だけではなく、セール対象商品やレビューなど、様々な条件で商品を絞り込むことができます。

条件を複数選択することも可能なので、細かく条件で絞り込み、簡単に求めている商品を見つけることができます。

また、Product Filter & Searchの最大の特徴としてご紹介したいのが、キーワード検索のオートコンプリートです。

オートコンプリートとは、検索を行う際に入力途中の文字から検索候補(サジェスト)を表示させることで、探している商品をより早く見つける手助けをする機能です。

Googleなどで検索を行う際、入力途中で検索候補を表示してくれると思いますが、Product Filter & Searchでも同様に検索候補や商品画像を表示してくれます。

さらに検索ワードの間違いを自動で修正するなど、とても高性能なShopifyアプリです。

Product Filter & Searchの主な機能

Product Filter & Searchの主な機能は以下のとおりです。

・複数の条件で絞り込み検索
・キーワード検索とオートコンプリート
・スペルチェックと誤字修正
・在庫の有無によって表示を変更
・他のサービスとの連携が可能
・様々なテーマやモバイルに対応
・デザインの編集
・商品データを自動同期
・ページごとに異なる商品フィルターを設定
・検索履歴を保存

Product Filter & Searchは、ユーザーが求める情報を素早く表示することに特化しています。

そのため、あなたのショップでどれだけ多くの商品を取り扱っていても、ユーザーは簡単に求める商品を見つけることができます。

また、在庫の有無によって表示・非表示を設定することができるので、検索結果として必要のない情報を除外することが可能です。

商品データは自動的に同期されるので、商品が追加されるたびに設定を行う必要はありません。

プランと料金

Product Filter & Searchは取り扱う商品数によってプランが異なりますが、利用できる機能の制限はありません。各プランの詳細は以下のとおりです。

■PLAN1
月額利用料:19ドル
商品数:1,000

■PLAN2.5
月額利用料:29ドル
商品数:2,500

■PLAN5
月額利用料:49ドル
商品数:5,000

■PLAN7.5
月額利用料:69ドル
商品数:7,500

無料プランはありませんが14日間の無料トライアル期間があるので、まずは実際に操作して利用を検討してください。

Product Filter & Searchの設定方法

インストールと初期設定

まずはコチラからアプリをインストールします。

アプリのインストールが完了すると、商品フィルターのレイアウト選択が表示されるので、好みのレイアウトを選択します。

アプリのインストールが完了すると、まずはフィルターのレイアウト選択が表示されるので、好みのレイアウトを選択します。

そうすると、以下のようにショップに商品フィルターが設置されます。

そうすると、以下のように商品ページに絞り込み検索のフィルターが設置されます。

プレビューでフィルターを確認して、問題がなければStep4のアンケートで「It works. What’s next?」を選択します。

これで初期設定は完了です。次は主に利用する他の機能設定について説明します。

商品フィルター

メニューの「Filter」では、商品フィルターの設定を行います。商品ページだけではなく、検索結果のページやトップページにも異なる商品フィルターを設置することができます。

管理画面から「Filter > Manage filter trees」をクリックすると、以下の3つの商品フィルター(Filter tree)があります。

Default filter tree:すべてのコレクションページに表示する商品フィルター
Search filter tree:検索結果ページに表示する商品フィルター
Custom filter trees:特定のコレクションに設定する商品フィルター

基本的には、「Default filter tree」「Search filter tree」を使用しますが、特定のコレクションに別の商品フィルターを設置したい場合に、「Custom filter trees」を使用します。

商品フィルターの編集ページには、商品フィルターに設定するフィルター項目(Filter Options)が一覧で並んでいます。順番はドラッグ&ドロップで変更することができます。

基本的には、「Default filter tree」「Search filter tree」を使用しますが、特定のコレクションに別の商品フィルターを設置したい場合に、「Custom filter trees」を使用します。商品フィルターの編集ページには、商品フィルターに設定するフィルター項目(Filter Options)が一覧で並んでいます。順番はドラッグ&ドロップで変更することができます。

「Add filter option」をクリックするとフィルター項目を追加することができます。まずはフィルター項目を選択し、「Advanced」では表示方法を設定します。

画面右側にはプレビューが表示されるので、プレビューで確認しながら操作することができます。

「Add filter option」をクリックするとフィルター項目を追加することができます。まずはフィルター項目を選択し、「Advanced」では表示方法を設定します。画面右側にはプレビューが表示されるので、プレビューで確認しながら操作することができます。

このようにして絞り込み機能を設定します。

また、管理画面から「Filter > Filter Settings」をクリックして、商品フィルターのデザインを編集することも可能です。

また、管理画面から「Filter > Filter Settings」をクリックして、商品フィルターのデザインを編集することも可能です。

サイト検索

メニューの「Search」では、キーワード検索機能の設定を行います。サジェストに表示する項目や優先して表示する商品の設定も可能です。

では、最初に検索機能のアルゴリズム設定を行います。管理画面から「Search > Search settings」をクリックします。

プロダクトタイプやタグなど、ここでスイッチがオンになっているものに従ってサジェストを表示しています。

また、各項目はドラッグ&ドロップで順番を変更することができ、画面上部にあるものから優先的にサジェストの表示順に影響を与えます。

では、最初に検索機能のアルゴリズム設定を行います。管理画面から「Search > Search settings」をクリックします。プロダクトタイプやタグなど、ここでスイッチがオンになっているものに従って検索結果を表示しています。また、各項目はドラッグ&ドロップで順番を変更することができ、画面上部にあるものから優先的に検索結果に影響を与えます。

次に検索のサジェストに表示する項目を設定します。

Product Filter & Searchは検索をした際に、以下の画像のように「人気商品」や「コレクション」など、項目別で複数のサジェストをします。

Product Filter & Searchは検索をした際に、以下の画像のように「人気商品」や「コレクション」など、項目別で複数のサジェストをします。この表示設定を行います。

管理画面から「Search > Instant search display」をクリックして編集ページを開きます。

画面左上にある「Enable Instant search widget」のスイッチでサジェスト機能の有無を設定します。

画面中央には、表示されるサジェスト項目が並んでいます。タイトルの変更やドラッグ&ドロップで表示順を変更することができます。

「Highest number of displayed results」では、表示する項目の最大数を設定します。

管理画面から「Search > Instant search display」をクリックして編集ページを開きます。画面左上にある「Enable Instant search widget」のスイッチでサジェスト機能の有無を設定します。画面中央には、表示されるサジェスト項目が並んでいます。タイトルの変更やドラッグ&ドロップで表示順を変更することができます。「Highest number of displayed results」では、表示する項目の最大数を設定します。

また画面下部では、商品サジェストで表示する項目を設定します。

マーチャンダイジング

メニューの「Merchandising」では、商品のランキングやルールを設定し、検索結果として上位表示する商品の設定を行います。

最初に検索結果のページで上位表示する商品の設定を行います。管理画面から「Merchandising > Product ranking」をクリックします。

ここでは商品ごとにランキング設定を行います。ランキング設定の項目は以下のとおりです。

No ranking
 →何の影響も受けず、そのまま表示される
Always prioritized
 →どのキーワードで検索しても常に検索結果の上部に表示される
Matched search
 →検索ワード1つでもマッチすると検索結果の一番上に表示される
Keywords search
 →設定したキーワードで検索すると検索結果の一番上に表示される
At the bottom
 →検索ワードが1つでもマッチすると検索結果の一番下に表示される

No ranking:何の影響を受けず、そのまま表示されるAlways prioritized:どのキーワードで検索しても常に検索結果の上部に表示される
Matched search:検索ワード1つでもマッチすると検索結果の一番上に表示される
Keywords search:設定したキーワードで検索すると検索結果の一番上に表示される
At the bottom:検索ワードが1つでもマッチすると検索結果の一番下に表示される

次に検索結果のページに表示する商品順のルールを設定します。管理画面から「Merchandising > Rule-based merchandising」をクリックします。

「+Add」をクリックし、「Rule information」にはルールを適用するコレクションを選択します。「Condition」では、上位表示するルールの設定を行います。

商品名に特定の文字が入る場合や、商品価格がいくら以上の場合に適用するといった設定が可能です。

その他

その他にもいくつかのメニュー項目があります。各設定内容についてそれぞれ簡単にご紹介します。

メニューの「Theme」では、デザインの設定やレイアウトの切り替え、商品フィルターの削除などを行います。

「Tool」では言語の翻訳や他のサービスの連携など、様々な設定が可能です。

「Sync」では商品データの同期設定を行います。基本的には「Sync recent updates」を利用し、商品データの同期を自動に設定します。

「Analytics」では、ユーザーがどのように絞り込み検索を操作しているのかをデータで把握することができます。

【最後に】まずは無料トライアルで利用しよう

今回は、Shopifyで絞り込み検索を導入する「Product Filter & Search」についてご紹介しました。

Product Filter & Searchを活用すると、どれだけ商品数が多いネットショップでも簡単に求めている商品を見つけることができます。

また、その検索結果の中にマーチャントが販売したい商品を自然な形で提案することも可能です。

デザインの幅も広くどんなネットショップにも適用できるので、まずは無料トライアルで利用して導入を検討してください。

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