在庫管理に欠かせない!Shopifyで在庫切れ通知を実装するアプリ

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在庫通知

この記事の所要時間:6分

ネットショップの運営において在庫管理はとても重要です。

ユーザーをどれだけショップに集客しても、商品の在庫がないと販売することができません。

マーチャントは商品在庫数を常に把握し、足りない商品を補充する必要があります。

しかし、在庫数を常に把握するために何度も在庫チェックすることはとても大変です。

そこで今回は、Shopifyで在庫切れ、もしくは在庫減少の際に通知を受け取るアプリ「Merchbees Low Stock Alert」について解説します。

※本記事は、外部のWMS(在庫管理システム)を使用しないマーチャント向けの内容です。

Shopifyの在庫管理について

Shopifyでの在庫管理方法を2つあります。

1つは外部のOMS(注文管理システム)やWMS(在庫管理システム)を使用して管理する方法です。

外部のバックオフィスサービスを利用することで、注文から配送業務までが効率化され、在庫管理に困ることはありません。

もう1つは、Shopifyの管理画面から確認する方法です。管理画面から「商品管理 > 在庫」をクリックして確認することができます。

※商品登録時に「在庫を追跡する」にチェックを入れる必要があります。

こちらの方法も商品在庫数を一元管理することができ、絞り込み検索や並び替え機能によって簡単に確認することができます。

ですが、1日の中で何度も管理画面を開いて確認することは大変です。

なのでShopifyの管理画面で在庫管理をする場合は、在庫が減少した際に通知を受け取る機能を実装することをオススメします。

Merchbees Low Stock Alertについて

Merchbees Low Stock Alertとは

Merchbees Low Stock Alertは、商品在庫数が特定の数を下回ったときにマーチャントに通知するShopifyアプリです。

リアルタイムで在庫通知を受け取ることができるので、在庫がなくなる前に補充することができます。

また日時を指定し、その時点での在庫数を定期的に通知することも可能です。

Merchbees Low Stock Alertの主な機能

Merchbees Low Stock Alertの主な機能は以下のとおりです。

・メールやSlackで在庫通知を受け取る
・定期的な通知を受け取る日時の指定
・ロケーションごとの在庫を管理
・バリアントの合計在庫数に基づいたアラートの作成
・在庫通知を受け取る商品をフィルタリング指定
・CSVファイルを使用したデータのインポートとエクスポート
・メール送信者と内容のカスタマイズ
・リアルタイムでの在庫レポートの確認

Merchbees Low Stock Alertは、メールだけではなくSlackでも在庫通知を受け取ることができます。

メール通知に関しては、送信者や受信者、内容のカスタマイズなどもできるため、マーチャント以外の関係者への通知なども可能になります。

また、ロケーションごとの在庫管理やバリアントの合計在庫数に基づいた在庫管理ができ、通知を受けたい在庫情報をカスタマイズすることができます。

プランと料金

Merchbees Low Stock Alertのプランと料金は以下のとおりです。

フリープロフェッショナルエンタープライズ
月額料金無料4.99ドル8.99ドル
SKU数1008,000100,000
スケジュールアラート(日/週/月)1つ無制限無制限
フィルタリング
リアルタイム在庫レポート
リアルタイム通知×
ロケーションごとの在庫追跡×
最大在庫レベルの設定××
CSVファイルの活用××
Slack通知××
メール送信者のカスタマイズ××

プランによって在庫通知を設定できるSKU数が異なります。

また、在庫数が指定の数量になった際に受け取るリアルタイム通知は有料プランのみ使用が可能です。

設定と使用方法

まずはコチラからアプリをインストールします。

プランを選択すると管理画面が表示されるので、メニューの「Create an alert」をクリックし、Create Alert Using Advanced Filtersの「CREATE」をクリックします。

プランを選択すると管理画面が表示されるので、メニューの「Create an alert」をクリックし、Create Alert Using Advanced Filtersの「CREATE」をクリックします。

次の画面では、4つのステップで通知を設定します。

1. カウントする商品の定義を設定

最初に在庫通知を受け取る対象商品の定義を設定します。

Locationでは、在庫を追跡するロケーションを選択します。

Compare stock threshold level withでは、「商品ごとに追跡」または「SKUごとに追跡」のどちらかを選択します。

Locationでは、在庫を追跡するロケーションを選択します。Compare stock threshold level withでは、商品ごとに追跡するのかSKUごとに追跡するのかを選択します。

また、「Advanced filters」をクリックすると、通知を受け取る商品の条件を設定することができます。

例えば、特定のコレクションと特定のベンダーを選択した場合、選択した両方の条件を満たす商品(またはSKU)のみ、在庫通知を受け取ることができます。

一方で、特定の条件の商品のみ通知を受け取らない設定も可能です。

入力が完了したら画面下部にある「NEXT STEP」をクリックします。

2. 通知の詳細設定

次は、通知の条件を設定します。

それぞれ設定項目については、以下を参考にしてください。

Alert name:アラート名
Minimum Stock Threshold:通知するタイミングの在庫数
Set maximum stock level to calculate order quantity automatically:最大在庫数を設定して注文数を自動計算
Set different values for different items:商品ごとに異なる数量を設定する場合にチェックを入れ、画面下部のリストで設定

入力が完了したら画面下部にある「NEXT STEP」をクリックします。

3. 通知のタイミングを設定

次は、通知するタイミングを設定します。

残り在庫数に対してリアルタイムで通知するか、または指定した日時に定期的に通知する設定も可能です。

まずはAlert sending frequencyで、「Scheduled」または「Instant」のどちらかを選択します。

Scheduled:指定した日時に定期的な通知を受け取る
Instant:指定した在庫数になった際にリアルタイムで通知を受け取る

残り在庫数に対してリアルタイムで通知するか、または指定した日時に定期的に通知する設定も可能です。まずはAlert sending frequencyで、「Scheduled」または「Instant」のどちらかを選択します。

Instantを選択した場合は、ここでの設定は以上です。 Scheduledを選択した場合は、以下を参考に詳細設定を行ってください。

Schedule Frequency:通知の頻度
Run alert on the following days:通知する曜日
Run on time – 24 Hour format:通知する時間帯
Send notification only if there is at least one data in it:少なくとも一つのデータが含まれている場合に通知する
Do not send same items in the following reports until the item’s stock is higher than the threshold again:設定した値を再び超えない限り通知しない

入力が完了したら画面下部にある「NEXT STEP」をクリックします。

4. 通知の送り先を設定

最後に通知する媒体を設定します。

まずはNotification Channelで、「Email」または「Slack」のどちらかを選択します。

まずはNotification Channelで、「Email」または「Slack」のどちらかを選択します。

Slackを選択した場合は、「Add to Slack」をクリックしてSlackとの連携を行います。

Emailを選択した場合は、以下を参考に詳細設定を行ってください。

Recipients:送信先のメールアドレス(20件まで設定可能)
Email Subject:通知メールのタイトル
Custom Email:メールの内容を編集
Do you want CSV attachment as well?:CSVファイルの添付
Send from your own email address via SMTP:SMTP経由でメールを送信する
Sort Type:商品の表示順

設定が完了したら「SUBMIT」をクリックして完了です。

管理画面の「List alerts」で設定した通知の管理や編集を行います。「Low stock items」では、商品の在庫数を一覧で確認することができます。

【最後に】事業フェーズによって利用するサービスを考えよう

今回はネットショップの在庫切れ通知を受け取るShopifyアプリ「Merchbees Low Stock Alert」について解説しました。

商品の在庫管理はとても大変ですが、このようなアプリを活用することで業務コストを削減することができます。

また事業が拡大すると、自身での在庫管理はとても難しくなります。

在庫管理に手が回らないと感じたタイミングで、外部のWMSなどを活用することも検討してみてください。

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