顧客レビューを掲載するShopifyアプリ「Judge.me」を徹底解説

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ネットショップの商品ページに顧客のレビューを掲載したいと考えている方は多いと思います。
ネット販売では、第三者の客観的な意見が購買に大きな影響を与え、8割のユーザーは商品を購入する前にレビューをチェックしていると言われています。
むしろレビューが全くない商品は、ユーザーが購入しづらい商品になります。なのでレビュー機能は導入必須と言っても過言ではありません。
そこで今回は、Shopifyでレビュー機能を実装するアプリ「Judge.me」について詳しく解説します。
本記事を読めば、あなたのショップにもレビューをたくさん集めることができ、信頼性の高いネットショップにすることができます。
レビュー機能のメリット
近年ネットショップに限らず、多くのサービスで顧客レビューを目にします。レビューには顧客の購買欲を高める効果や、商品やブランドの信頼性を高める効果があります。
マーチャントにとってレビュー機能の導入は、以下のようなメリットがあります。
・商品の信頼性が高まり購入率が向上する
・顧客の反応によって商品に対する顧客エンゲージメントを確かめられる
・顧客からのフィードバックによって商品やサービスを改善できる
・Googleの検索結果にレビューを表示できる
購入率が高くなることはもちろんですが、顧客の率直なフィードバックによって商品の良し悪しを確認することができます。
もちろんいい意見だけではなく、批判的な意見もあると思いますが、まだまだ商品やサービスの改善が必要だと気づかされる機会になるので、レビューをきっかけに商品やサービスを改善することができます。
また批判的な意見への誠実な態度や、改善によって信頼性が高まるので、批判的な意見もとても価値があるフィードバックになります。
そして、あまり注目されていませんが、商品レビューは検索結果のスニペットに表示されることがあり、こちらもとても大きなメリットです。
Shopifyでレビュー機能を実装するアプリ「Judge.me」
レビュー機能を実装するShopifyアプリはいくつかありますが、今回はその中でも特にオススメの「Judge.me」について解説します。
Judge.meは、誰でも簡単にShopifyにレビュー機能を導入できるアプリです。機能が豊富で無料プランでも十分な効果を発揮します。
Judge.meの機能
Judge.meの主な機能は以下のとおりです。
・商品ページにレビューを掲載
・購入した顧客に商品レビューを依頼 (無制限)
・ショップに表示するレビューを選択
・レビューバッジの表示 (5段階評価)
・レビューを登録した顧客へのクーポン付与
・トップページにレビューを掲載
・レビューに写真や動画を追加
・レビューに返信
・Q&Aの作成
・SNSでのレビュー自動投稿
・SEOスニペット(検索結果の概要に評価を表示)
・レビューページの作成
Judge.meでは、商品を購入した顧客に対して自動でレビュー依頼のメールを送ることができ、レビューを登録してくれた顧客に対してクーポンを付与することができます。
そうすることでレビューが増え、さらに購入率が高くなるという好循環が生まれます。
また、これらの機能はすべてノーコードで設定が可能です。
プランと料金
Judge.meは、無料プランと月額15ドルの有料プランがあります。
無料プランでも最低限のレビュー機能を実装することができますが、有料プランでは上記の機能をすべて活用することができます。
他のレビューアプリと比べても比較的安く、多機能なのでとてもオススメです。
Judge.meをショップに設定する方法
初期設定
それではJudge.meの設定方法について説明します。
まずは、コチラからアプリをインストールします。
アプリのインストールが完了すると、Judge.meのセットアップ画面が表示されるので、左側の自動で設定を選択して「Start Installation」をクリックします。

次に必要なレビュー機能(複数可)を選択して「Next」をクリックします。

テーマタイプを選択して「Install Judge.me Now」をクリックします。

これで初期設定は完了です。すでにショップにはレビュー機能が追加され、利用することが可能です。

デザインの編集
次はデザインを編集します。
Judge.meの管理画面から「Settings > Review Widget」をクリックします。
左側のメニューにある「Widget Header」「Widget Body」「Widget Form」でレビューのデザインを編集することが可能です。
※編集項目の上に「Awesome」というマークがついている項目は、有料プラン限定の編集項目です。

メニューにある「Widget Preview」では、実際にショップに表示されるレビューのデザインを確認することができます。
メニューの「Review Curation」をクリックし、画面上部にある「Review Curation」をオンにすると、顧客が登録したレビューが自動でショップに反映されます。オフにすると、許可したレビューのみショップに表示します。

プレビューバッジの表示
次にプレビューバッジを設定します。プレビューバッジとは、商品名のすぐ下に表示される総合評価(5段階評価)です。
管理画面から「Settings > Other Widgets」をクリックします。
左側のメニューにある「Preview Badge」からプレビューバッジを表示する箇所を設定することが可能です。
プレビューバッジを表示できる箇所は「商品ページ」「コレクションページ」「トップページのコレクション」の3箇所です。

カルーセルの追加
レビューをカルーセル形式で、ショップのトップページに表示することができます。
管理画面から「Settings > Other Widget」をクリックします。左側のメニューにある「Review Carousel」をクリックします。
画面上部にあるスイッチをオンにすると、レビュー(カルーセル)のセクションをショップに追加できるようになります。
また、「How to feature reviews?」の欄では、レビューの反映を自動で行うか、手動で選択するかを設定することができます。

画面下部では、カルーセルのデザインや表示するレビュー数、表示項目などを編集が可能です。
レビューの管理
次にレビューの管理や、使用方法について説明します。
レビュー管理画面
レビュー管理画面は、実際に顧客によって入力されたレビューを管理します。
まずは、管理画面から「Reviews」をクリックします。
レビュー管理画面には顧客が登録したすべてのレビューが表示され、各レビューの表示・非表示を設定することや、レビューに対して返信を送ることができます。
レビューの右側にある「Status」で表示・非表示を設定し、その右側にあるアイコンボタンでは、レビューへのリプライ、お気に入り登録、SNSでのシェア、レビューの削除などを行います。
トップページに表示するカルーセルを手動に設定している場合は、こちらでお気に入り登録されたレビューがショップのトップページで表示されます。

リクエストメール
商品を購入した顧客に対してレビューをお願いするメールを自動送信することができます。
管理画面から「Settings > Review Request」をクリックします。
「Timing and Format」から、メールの送信元、メールを送るタイミング、リマインドの回数の設定が可能です。

また、管理画面のメニューにある「Requests」をクリックすると、サブメニューが表示されます。
「Requests Dashboard」ではリクエストメールを管理し、「Email Templates」ではリクエストメールのテンプレートデザインを変更することができます。

通知
レビューの管理を行う中で最高評価(5点)も重要ですが、一方で最低評価(1点)も気にかける必要があります。
Judge.meには、ある条件のレビューが書かれた際にマーチャントにメール通知をする機能があり、これを活用することで最低評価のレビューにも早く気づくことができます。
設定方法は、管理画面から「Settings > Review Request」をクリックします。
「Admin Notifications」から画面上部にある「Review notification」をオンにすると通知を受け取ることができます。
また、通知を送る先のメールアドレスや通知の条件設定も可能です。

【最後に】まずは無料プランで導入しよう
今回は、Shopifyでレビュー機能を実装するアプリ「Judge.me」について解説しました。
今回ご紹介した機能は、すべて無料プランで使用できます。
Judge.meの有料プランでは、今回ご紹介した機能以外にもQ&Aの設置やクーポンの付与などが設定可能です。
レビュー機能の効果が実感できるほどレビューが集まれば、月額15ドルはすぐに回収可能になるので、そのタイミングでぜひ有料にアップグレードしてください。